ジリジリと距離を詰める病魔|更年期障害は改善できる!

ナースと医師

見えないがん細胞を破壊

眠る女性

樹状細胞とキラーT細胞

がん細胞は、分裂によって数が増えて腫瘍となっている場合には、目視できるため手術で除去することが可能です。しかし腫瘍となる前の、数が少ない段階では目視することができず、手術での除去もできません。とはいえ除去せずに放置しておくと、どんどん数が増え、全身に転移していくことになります。これを防ぐためにおこなわれている治療のひとつが、樹状細胞療法です。樹状細胞とは、体に害をなすものを見つけることができる細胞です。樹状細胞は、がん細胞を見つければ、その情報をキラーT細胞に伝えます。するとキラーT細胞は、がん細胞に対する攻撃を始めるのです。この樹状細胞を増やすことで、キラーT細胞をよりしっかりと働かせるという治療が、樹状細胞療法なのです。

治療期間は約3ヶ月

樹状細胞療法では、最初に患者の体から血液とがん細胞とが採取されます。血液には樹状細胞のもととなる単球が含まれているので、それをもとに樹状細胞を、がん細胞と反応させながら培養していくのです。これにより、がん細胞という危険因子を認識した樹状細胞が、数多く作られます。これを患者の体内に注入すれば、多くのキラーT細胞が、がん細胞を攻撃するようになるのです。しかし1度の注入では、体内の目に見えないがん細胞を全て破壊することは困難です。がん細胞と戦うことでキラーT細胞の数も減っていくので、徐々に攻撃の効率が下がっていくのです。そのため樹状細胞療法では、体内で新しいキラーT細胞が作られるペースにあわせて注入することが必要となっています。具体的には、約2週間に1度のペースで3ヶ月ほど続けることになります。